もくじ




ネネコ・クローネルの冒険記
〜緑光輝の迷い子〜

▼登場人物▼

ネネコ・クローネル/性別:女/年齢:10歳/身長:132cm/体重:30kg
物語の主人公。東方の島国、アシン領出身。
コセ地方の古都シシトで生まれるが生後間もない頃に奇病を患い、療養のためにタホカ地方の山奥の村、カサヤに移り住む。
完治後は村長の家に預けられ、新しい家族の下で健やかに育つ。7歳を迎える頃に父親と共に世界を巡って旅をする道を選択し、やがてひとり旅を始める中で南国、ベイジラ領に辿り着いたネネコはオルデマスの遺跡にて運命の出会いを果たすが…。
明るく奔放な性格で、他者や物事に対して偏見や先入観を持たず、人懐っこい。感受性が強く、好奇心旺盛であるために危機やトラブルに巻き込まれる事も多いが、前向きな姿勢と強い意志を貫き、結果的には良い方向へと導いていく。
人並み外れた身体能力と父親譲りの拳法を巧みに操るが、決して好戦的ではない。
赤い髪が特徴的。好きな食べ物はクリームシチューとエナの手作りクッキー。

エルマー/性別:?/年齢:?歳/身長:?cm/体重:?kg
もうひとりの主人公。
密林・オルデマスの古代遺跡の地下に封印され、石化していた謎の巨人。
成人男性と比べてもさらに大きい体躯を持ち、純白の身体に緑色に輝く宝玉を宿している。機械的で無機質な印象が強く言葉を話す事もないが生きており、ネネコは時折、エルマーの声を感じ取る事が出来るという。
超常的な現象を発現させる能力を持ち、出自からして不明である。
身体の表面を撫でると、手触りは滑らかでぬくぬくと温かい。

エナ・オプネス/性別:女/年齢:32歳/身長:158cm/体重:?kg
ネネコにとって母親代わりの女性。
山奥の村、カサヤで医師として診療所を構え、村長宅でネネコと共に暮らしていた。
丸眼鏡の金髪美人で、聡明かつ温和で血が繋がらぬ事など感じさせないほどに、ネネコとはお互いに深い愛情と絆で結ばれている。未だ独身。
裁縫とお菓子作りが趣味。幼い頃のネネコの衣類の大多数はエナの手縫いである。

ユウマ・クローネル/性別:男/年齢:35歳/身長:188cm/体重:84kg
ネネコの父親。
拳法の達人で、世界を放浪する旅の男。鍛え上げた肉体はあらゆる脅威を寄せつけず、生身でありながらも繰り出される拳撃は岩石をも打ち砕く。
共に旅を続ける中で愛娘に拳法と人の道を説き、面長な顔立ちと静かなる闘志の奥に秘めた鋼の意思と他者をいたわる優しさもまた、ネネコへと受け継がれたようだ。
ネネコにとっては憧れの対象でもあり、思慕の念を強く注がれている。

バセス・チルノダ/性別:男/年齢:37歳/身長:186cm/体重:78kg
帝国特殊兵装軍所属の亜人。階級は中佐。
帝国軍に所属する兵士の中では珍しい、亜人の将校である。
オオカミに似た風貌の亜人種であり、常に冷静かつ冷酷な姿勢を崩さず忠実に任務をこなして現在の地位まで昇り詰めたが、突如機械人の捜索班への異動を志願してリル・ディス駐屯基地まで赴く事となる。
内に篭り、挑発的かつ人を見下したような姿勢が反感を招き易い。鋭い眼光の奥から秘められた野心と隠された素顔を垣間見せるが、はたして。
特殊兵装機(特殊アーマー)、略して特装の操縦技術は極めて高い。

ユノン・マーダ/性別:男/年齢:27歳/身長:178cm/体重:69kg
帝国特殊兵装軍所属の兵士。階級は大尉。
やや色素の抜けた薄茶色の髪に、中肉中背の涼しい顔をした青年。
バセス中佐がリル・ディス駐屯基地に転属となる前までは同基地の指揮、責任者として兵士達をまとめ上げていた。頭の回転が早く、人望も厚いためにリーダーとしての資質は十分だといえる。技術の高さに反して、特装を好まないきらいが見える。
人を煙に巻くような発言が目立つために相手から懐疑心を抱かせる場面が多いものの、当の本人は気がついていないようである。

エッジ・セイマン/性別:男/年齢:29歳/身長:182cm/体重:72kg
帝国特殊兵装軍所属の兵士。階級は少尉。
白髪交じりで短髪のブロンドに無精髭がまず目を引き、適当な物言いと乱暴な振る舞いから誤解を受け易いが観察力に優れた眼力の持ち主である。
軍隊という組織にありながらも規律に反するような行動を見せる中、いざという時には逸脱し切れない自身の半端さに奥歯を噛む事も多い。
唯一、ユノン大尉を愛称で呼ぶなど多少、男色の気がある。

エモーザ/性別:?/年齢:?歳/身長:?cm/体重:?kg
丸い瞳と黒い翼、垂れ下がる歪んだ嘴がカラスを髣髴とさせる謎の巨人。
丁寧な物腰と、歌う様に語る姿から知的な人物をイメージさせるが、グラン・バモ・ガメイサに対しては何処か攻撃的な意思を見せる。

グラン・バモ・ガメイサ/性別:?/年齢:?歳/身長:?cm/体重:?kg
天空に聳え立つ天然の居城に封印されていた謎の巨人。
エモーザをカラスに例えるなら、グラン・バモ・ガメイサは知識の伝道師であるフクロウを連想させる。長い名称からか、仲間からはグラン・バと呼ばれる事もある。